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こんにちは、ノボル号です。


予告の時点で凄く気になっていて、昨日ようやく観てきましたクエンティン・タランティーノ監督最新作、『ジャンゴ 繋がれざる者』。
早速いつもの通り、良い点と悪い点に分けてのレビューです。

◎良い点
◎タランティーノらしく、西部劇にインスパイアされたエンターテイメント作品でありながら、それまであまり描かれる事のなかったアメリカの過去の傷(黒人奴隷問題)というテーマにもしっかり挑戦しています。
◎タランティーノ作品に共通している事ですが、今回も音楽が素晴らしい!
OPのメインテーマだけでも、劇場で観る・聴く価値アリです。帰宅して速攻サントラポチりましたよ。
◎個人的に心配していたディカプリオの悪役ですが、はじめは違和感あったんですけど観ている内にこれはこれでアリだな、と思えるようになりました。
◎導入部のテンポが良く、ジャンゴの人となりも良く描けているので話に引き込まれます。
また、扱うテーマが重い+暴力描写てんこ盛りなので最初から重くなり過ぎないよう、序盤はユーモアも散見されます。
◎ジャンゴ役のジェイミー・フォックスが凄く役に嵌まっていて、男前です。
◎時代設定が南北戦争の二年前なので、昔のアメリカの町並みや服飾、大自然が堪能出来ます。
タランティーノ流ですが西部劇なので馬も沢山出てきて、馬好きには堪りません!
◎中盤でどうなる事かと思うんですが、エンディングは観た人によって様々な解釈が出来るものの、きちんと〆られていてホッとしました。
◎キャラ的にはあまり重要でないのに、カルヴィン・キャンディ(ディカプリオ)の姉がただの金持ちのぽややんお嬢と見せかけて、意外に鋭い女の勘を発揮していた点。こういう細かいキャラ描写は好きです。
◎ヲタのタランティーノらしく、今作もオマージュてんこ盛り。
元ネタが分かった人は存分にニヤニヤ出来るでしょう。

×悪い点
×何て贅沢なディカプリオの使い方なんでしょう…!
ネタバレになるので詳しく書けないのが歯痒いですが、まさかあんなにアッサリしてるだなんて;
×タランティーノ作品+R-15だけあって、暴力描写と血しぶきの量ハンパないです;
血糊はバケツで水をかけるかのように、容赦なくバッシャバッシャと飛び散ります。
銃撃がメインなので部位欠損などのグロはありませんが、作りものでも出血表現が苦手だという人は絶対に観るのを止めておきましょう。
また、史実なので仕方ないのですが、白人の黒人への差別描写は日本人の私から見てもドン引きするレベルです。アメリカの人が見たらどう思うんでしょうか?
×序盤、ジャンゴを賞金稼ぎへと導く白人医師のキング・シュルツ。
このコンビの役割分担が序盤はキッチリと分かれているので良いんですが、中盤から徐々にあやふやになってキャラがブレてくるのが、個人的に一番駄目な部分だなと思いました。
師弟コンビで流れの賞金稼ぎ…みたいな目的がハッキリしている導入部と違い、ようやくディカプリオが出てくる中盤はアクションもあまり無くて、ちょっとダレてくるのも悪印象に拍車をかけてます。
多分、描写が丁寧なジャンゴと違い、シュルツ個人の描写がほとんど無いからでしょうか?
何故彼が白人なのに黒人であるジャンゴの肩を持ち、同人種である白人の不遜な振る舞いを許せないのか?
その正義感・倫理観への動機付けもしっかり描いていれば、あのクライマックスの急展開でも戸惑わずに納得出来たように思います。そこだけが非常に惜しいです。
×ここは日本なので仕方ないのですが、凄く緊迫したシーンなのに全裸のジャンゴの股間にしっかりとボカシが入ってて、せっかくの雰囲気が台無し;(…まさか、ウィル・スミスがジャンゴ役を断ったのは、全世界に向けて自分のチ○コを晒すのがイヤだったからとか?)
×アメリカの人なら分かるのかもしれませんが、日本人の私には黒人奴隷の中にもヒエラルキーがあり、白人同様に屋敷の中で人並みの生活を送れている者から、本当に虫ケラ以下の扱いまで差があるのがちょっと理解不能というか、不思議な光景でした。(屋敷の中にいる黒人が、ジャンゴをニガー呼ばわりしてるのにもビックリです;日本人からすると「そういうお前も黒人ちゃうんかい!」と即ツッコミが入る訳ですが、あれは一体どういうシステムなんだろう?)
×北野映画なんかもそうですが、死ぬヤツはもう「お前アホだろ?」という位アッサリと死にます;直前の死亡フラグがあまりにも立派過ぎるため、どシリアスな筈なのに計算されたコントのように見える事も。
×ラストシーンのセット…あまりにもセット感丸出し+事前のネタフリでこれから何が起こるかはほぼ予想出来ている状況のため、ちょっと興醒めします;
もう少し周囲も作り込んでくれたら、リアリティあったのになぁ…。



…というカンジですかね。
中盤のグダグダ+ジャンゴの師匠兼相棒キャラであるシュルツの描写不足以外は概ね良かったかな、と思います。
タランティーノの事なので今作を完全なエンターテイメント娯楽作にする事も可能だったのでしょうが、あえてそうせずに重いテーマに正面からぶつかった事は大いに評価したいです。
なので、「とにかくガンアクションでスカッとしたい!」という人の為の映画じゃないですので、そこにだけ気を付けて“メッセージ性のある、社会風刺暴力西部劇(但しタランティーノ流)”という認識で観に行くと良いと思います。


んでは、無事にレビューもUPしたんで、ポチったサントラが届くのが楽しみです!
タランティーノ作品ってクセがあるので観る人を選ぶ作風だけど、音楽だけは毎回ハズレ無しなんだよな~♪

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